TV ブラックボードを息子と観て

俊が嵐大好きで、家族で嵐が好きなので、桜井さんが出てるというきっかけで、blackbordの1話目を俊と一緒に観ました。
戦争の痛ましい現実を教師と生徒、生き抜く女性の目線で語られていますが、スッキリしない、やはり幸せ感が無くて、歴史を知ることの重さを感じました。
嵐の桜井翔さんの名演技も迫るものがありますが、観る物はHappyendを期待します。現実を知ることはもちろん大切なんだけど、1986年製作のベトナム戦争を描いたプラトーンを多感な中学2年生に観た時のショックと言ったら、本当に性格が暗くなるほど凄くショックでした。
何度となくプラトーンを観るチャンスはありましたが、その度にチャンネルを替えたり、目をそむけてきました。ただ人間の汚さや悪意や衝撃だけが深く心に刻まれた気がするし、現実を知ることの怖さを知った作品でもあったと思うのです。
俊がブラックボードを観て、戦争の歴史に興味を持ち、俊は社会に興味があるので、色々と質問をしてきました。アメリカ兵からお金を貰ったり、缶詰を貰うために、何をしてるの?とか、春を売る仕事をどう説明していいのか?困りました。
私の一番苦手とする感情でもあります。
家でした子が、身を売って生きていくとか、一晩の宿のために、一緒に寝るとか、お小遣いが欲しくて、薬代が欲しくて、女の子がオッサンについていくなんて信じられないことだし、ましてや大人が女の子を利用するなんて、本当に辛いことです。
でもそういう現実はあるし、そういう日本人は居るんだと知るたびに、心が痛む。
じゃあ自分は、知ったことに対してどうするの?と尋ねると、何もできない訳で、ただしっかりと自分自身が歩んでいくことや、子供達を深い愛情でサポートしていくことを改めて心に誓うことや、そうして自分の周りから理想的な環境を構築していくことが精いっぱいです。
私はとても弱いので、心痛む話は苦手です。心が耐えられないのです。弱いなぁ〜私。無力だなぁ…でも小さいことからコツコツと!自分達の子供や、周りの子供達は守りたいなぁ。