ババアの病気

すごく久しぶりの更新なんだけど、今日は書き留めておきたいこと(思い)があります。
実は2010年9月1日に、とある動物保護団体から引き取ったペポニ(通称:ババア)が、乳腺腫瘍で進行が本当に早いんです。この冬を越してくれたら良いなと願うばかり、いやそれよりもう今更手術したところで、体に負担になるだけ。でも手術で死ぬか?腫瘍に侵されて苦しんで死ぬか?迷っています。
本当は手術させてあげたい、楽にしてあげたい。でも今の私には10万円の手術費を出す経済力は無いのです。体力のないババアは、手術で死んでしまう確率がとても高いだろう。その死を選ぶ行為を決断できないのです。苦しいことはわかっていても、ババアと一緒にいられるのは嬉しいのです。うちの家族になって、未だ1年と3か月しか経ってないのに。
俊は今は亡き「うりさん」のことが、小さいなりに凄くショックだったらしく、「また、うりさんみたいに居なくなるのは嫌だなあ」と言いました。

ババアは意外と元気です。でも私がひっかかったのは、動物保護団体から引き取った際に、避妊手術費用を請求されたことです。避妊手術をしているなら、乳腺腫瘍にはならないだろう。そしてそれはあらゆる検証をしても、だまされたと思い当たる節が多々あり、少しの人間の汚さというか、汚れた悪意に胸を引き裂かれる思いがするのです。私の心は弱い。今、弱っているだけに、より心に痛みを強く感じています。
避妊手術をしていても、もし仮に卵巣を残していたなら、発情もするのですが、なぜ繁殖をしないのに、そのような手術をするのか?後から膿んだり、乳腺腫瘍になれば、より体に負担で大変なだけなのに。
本当にババアは手術をしてもらったのだろうか?あんなに細くてフラフラしていたのに、手術ができるだろうか?手術したというのは、保護団体の人の言葉だけしか証拠がない。
手術をしていないだろうと疑問に思ったもう1つの理由は、ババアの爪が長く伸びていたことです。巻爪になって、肉球に刺さって伸びて、伸びないところまでいって、太く太くなって肉球から血が出ていました。
普通は手術する前に、爪は切るはず。何年も切っていない爪であるはずがない。それに素人の私ですらわかる年齢を、お医者様が3歳と推定したと言うのも眉唾物で、完全に10歳は越えてる。
白内障が出ていることや、背骨が曲がっていること。どんな素人でも、3歳とは言わないだろう風貌。もちろん3年ではきかない巻爪が、年齢を物語っている。それを動物病院の先生が間違えるだろうか?
やはりどれをとっても私は騙されていたとしか思えない。支援物資を何度か送って、応援していただけに、もちろんババアを引き取ったのもボランティアのつもりで、でも動物を利用していたのかもしれないと思うと、非常に残念でならない。
ババアは食欲旺盛で、よく食べる。でも少し前のようにスキップをするように走ることはなくなった。私がこの大きなコブに気が付いたのは、1か月くらい前のこと。それからドンドン大きくなって、その成長には驚愕している。
もう乳腺を取り除いだところで、ほかにも癌は移転してるだろう。
子供たちには、「ババアの乳腺腫瘍を見せて、これからババアはね。病気で、もう長生きはできないだろうから、今までよりもっと大切にしてあげてね。」と話して聞かせました。
すかさず玲君が「え”−!ババアと別れるの嫌だー!死なないでほしい」と言ってくれました。たぶん皆の気持ちです。
あまり人に寄ってこないババアですが、これからは毎日撫でてあげようと、のどを鳴らして気持ちよさそうにはするので、毎日そういう時間を持ってあげようと思っています。つらいなあ、ババアが弱っていくのを見るのは。