西宮動物管理センター見学


里親を募集している老犬です。お年寄りご夫婦のお家で飼われていましたが、旦那様がご入院、奥様も看病や通院で、自分達の生活が手一杯で、犬の世話までできなくなって、処分を前提にこのセンターへ連れてこられました。殺処分を希望して連れてこられた子です。
センターでは、少し施設にもゆとりがあり、2頭の子を里親募集として置いていらっしゃいました。

こっちの子は、よく吠える。うるさい、強情な性格で、躾がちゃんとされていなかったのでしょう。自分がボスのようになって、自由勝手に放置され、手が付けられなくなって河川敷に捨てられたようです。首輪をしていますが、警察が保護をし、センターでも飼い主を探しましたが、誰も探している人が見つかっていません。その性格から放置放棄だろうなと思いました。この子は気に入らなければ、人を噛みます。
JKC公認のトリマー育成専門学校へ2年間通って、何百頭の犬を毎日見てきて、色んな犬の気持ちや、生活事情など解るようになりました。

人が来ると、飛び跳ねるように喜びを全身で表現しながら寄ってくる。遊びたい盛りの仔猫は、嬉しさでイッパイだ。可愛らしい姿だけど、隣はガス室。資料を見ると、ガス室に送られる個体は、仔猫が圧倒的に多い。この子は…考えると、どうしても助けてあげたい。連れて帰りたい衝動にかられるが、我が家では適正飼育を考えると、4匹が手一杯だろうと思う。冷静になれ!私。

仔猫と嬉しそうに遊ぼうとする玲君。満面の笑み。大人がこれだけ心を開いて接する相手を何人持っているだろうか?動物は、素直だ。

ここがガス室。殺処分をする前に、できるだけ鎮静剤を飲ませて、苦しみ無く死ねるようにすると説明を受けるが、数が多くなってくると、お金も掛かるし、それもできないとのこと。
苦しみ無く殺すのではなく、殺さない。天寿を全うさせてあげることができることが人間の務めだと思うし、「共生」できる社会を目指していきたい。
そのためには、マナー(社会化)と躾、人間の意識の成長が必要になる。啓蒙活動が先に立って、より良い社会を作っていくことを目指していこうと思う。具体的には、未だまだ情報を集めて、より具現化して、イメージを多くの人と共有できる形に落とし込んで創り上げて行きたい。
感傷的にならず、現状をしっかり把握し、改善するための情報を集め、行動し、目標を掴んでいきたい。そのための青写真を創り上げるのは、もっとも静かに深く考え、慎重に時間を有するところでもあるし、私の苦手なところ。先ずはやってみよう!
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