宝石探しの探検へ出発!



夏休みって、意外と大変ですね(笑)ブログを更新する時間もなかなか作れないのは、仕事をしていても、俊がずーっと話しかけてくるから、ミスもちょっと有り、できるだけ受け留めてあげたいとは思いつつ、メリハリも大事だからということで、注意したり、俊にはなかなかわからないようです。
今年は空梅雨かと思いきや、7月ももうスグ終わるというのに、つじつまを合わせるように雨が降り、夜には雷鳴が轟き、梅雨が長引いています。俊の夏休みも始まったばかりですが、来週はテコンドーの夏季合同練習の週ということもあり、できる予定はサクサク終わらせておきたい方なので、今の内にということで、用意周到に準備を整えて。今回の俊の夏休み自由研究の小旅行は、2日で出発を今日にしよう!って決断しました。グズグズしていたら、雨が降ったとか、子どもが熱を出したとか、順番に風邪をひいたりとか、絶対にズルズルと決行できなくなっちゃうんだから、「チャンスをつかむ」タイミングって言うのを大切に、日々決断しています。
奈良県生駒郡平群町(へぐりちょう) 朝護孫子寺信貴山:しぎさん)電話0745-72-2277
≪往≫9:42 発 JR野田→4分 9:46着 / 9:50 発 弁天町「快速」 大和路快速→5分 9:55新今宮着9:56発→22分 / 10:18 着 王寺(奈良県) / 王寺〜信貴山(タクシーで約10km)
≪復≫13:24 発 王寺(奈良県)「快速関西本線快速→JR難波行」→21分 13:45着(新今宮)/13:46 発 新今宮「普通大阪環状線」→12分 / 13:58 着 JR野田
≪持ち物リスト≫ハンマー2本、採取袋(ジッパー付)数枚、タッパー(小)、タガネ×2本、時計、コンパス、タオル、手袋(軍手)、水筒、お菓子、おにぎり、カメラ、虫除けスプレー
初めて行く場所で、初めての経験なので、遭難等々大げさに考えて、とにかくスケジュール表をパパにも渡して、1時間おきに連絡をするしってことで、準備万端出発しました。



奈良県王子の駅からは、とても不便で、バスはあるというけど、1時間〜2時間おきに不定期の便しかなく、案内も土地勘が無いとわかりにくいものでしたから、これは早々にタクシーに乗り込んで出発となりました。タクシーで結構山道を登って、1900円くらい。大阪市内で1900円も乗ることがないので、あまりにもメーターが回るのに驚きつつ(笑)こんな山道を登るなんて無理だー!っていうくらい急な山道で、二人で来れたことを本当に良かったなって思いました。
信貴山っていうのは、山の名前なんだけど、お寺のことを地元では信貴山(しぎさん)って呼んでいるらしくて、本当に大きな立派な山でビックリでした。山の上には、立派なそれはもう本当に立派なお寺があって、聖徳太子が初めて建立(こんりゅう)したというお寺で、七福神の中で、福顔の神様達の中で、唯一怖いお顔をして鬼のような形相が際立つ毘沙門天(びしゃもんてん)をお祭りしているそうで、本当に山を登ったり下りたり、沢山の階段と、美しい建築物と、大きな仏像と、地図を見れば遠くに滝もあるということで、素晴らしいお寺だったのです。
歩いていても、清々しくて素晴らしいパワーを感じる場所で、「あぁ…私、ここに呼ばれたんだな」って解りました。人生の節目で、よくこんなことがあります。意図しなくて呼ばれることが。だから当然、今日は俊と一緒に宝石探しの探検に来たのが目的ではあったのだけど、無視することはできないでしょ。山に登って、参拝させて頂きました。頂上で頂いたおみくじには「これから予想もしないような人生の変化が起きるけど、それに気がつかないかも」そう頂いたので、気をつけようと心に留めました。
他にも面白かったのは、ご本尊の下に真っ暗な廊下があって、そこを壁伝いに渡って行って、途中にある錠前を触りながら願い事をすれば、必ず叶うというものでした。俊と二人でトライしてきました。宝くじ1等の2億円当たりますように(祈)俊は「お部屋を片付けられて、ずっと綺麗にできますように。」(お友達を呼ぶため)
それから沢山ある本道への道の中の1つで、俊がこっちへ行こう!って案内してくれた道にあった千手院というところでは、お財布を臼の上に乗せて祈祷(きとう)して下さいました。この千手院は、山頂に登る途中にあるのですが、頂上を目指す間とは逆に下った道を選ぶと立ち寄れる場所にあって、気がつかない人も多いそうですが、ここで帰り道に厠(かわや)をお借りしたので、茶店であべかわ餅とお抹茶を頂いて休憩をしました。俊と意外な場所に来れて、つかの間の命の洗濯(笑)新しいご縁を感じました。何が来るか?未だわからないけど、人生の転機なんだなって思います。
さて自然の真ん中にて、沢山の虫や爬虫類やらが出迎えてくれました。大阪では目にすることも少なく、やはり自然の中で見るから受け入れられる感がある虫達。つい写真に収めました。そして写真の左端に写っている断崖が今回の本来のターゲットです。足場は悪く、落ち葉が堆積してフワフワしていて、底は腐葉土になっているようです。幸い水に濡れてはいませんでしたが、落ち葉の間からどんな虫が顔を出すか?と想像すれば、ゾゾッっとするので、岩を砕いては、俊に渡して、幅20センチ程の塀の上の足場で岩を割らせました。
俊はとても面白い子で、嫌な顔ひとつせず、「こうやって石って見つけるのか〜」って一言。そんな環境を楽しんでいました。もっともっとお宝を見つけたい。綺麗な石を見つけたい。自分でやってみたい。と意欲満点で、連れて来た甲斐があったというもの。私の方が、何だかしつこい蚊にやられ気味でした。
予定外の山登りをしちゃったものだから、時間もすっかりオーバーしちゃって、2時間遅れのスケジュールで進行しました。それからもういよいよ時間がないってことで、最後には目ぼしい岩をリュックに詰めて、重たいのに持って帰りました。二人で電車に乗ったり、自分のICOCAカードで電車に乗ったり、何だか小さな旅行気分で、嬉しそうな俊の笑顔を見れば、私もすっかり嬉しくなっちゃいました。
弟や妹が居るからね、あまり二人の時間って無いんだよね。でも時には大切。時には、必要だね。今日は良かった〜★やっぱり自然は良いなぁ!住むのは無理だけど、自然の中に足を運ぶのは大好きで、リフレッシュできた1日でした。俊ありがとう。良かったね。