子ども達の為に怒りを呑む


私の人生の中で、1番の有害なものを挙げよと言われたら、自分の母親が筆頭にあがる。夢の中でも何度も殴ってやりたいと思いながらも、重力が20倍の世界で、スローモーションでしか動けずに、いつも殴れない。振り下ろした拳もスローでダメージを与えられない。私の人生の節目を常に潰してきたのが彼女だ。付き合っていた彼の家に踏み込んで行って、結婚もダメにした。理由は自分と同じ宗教じゃないから。普通の人がエホバの証人とかそういう特異な、曲がったおかしなことをするものか!母は自分の入っている宗教を振りかざして、一般的な結婚やおつきあいの話を壊した。母から愛をかけてもらったという思いは薄い私は、祖母に愛情を掛けてもらって育ったし、彼は本当に私のことを愛してくれた人だったので、本物の愛だったから、私の母親の宗教を理解しようと努めてくれたりもした上で、なおさら何で?と思った。更に他にも、小さな頃からずっと利用されてきて、純粋な子どもの頃はわからなかったことも、今ではその曲がった心を理解できるようになって、おぞましい人間だと思うようになった。それでも親だからという理由で依存してくる。甘やかしはしないが、一線を引いて、できるだけの親孝行はしていこうと思ってはいる。骨をひろうつもりはない。死んでくれたら縁の切れ目。後腐れがない。これ以上人に迷惑を掛けずに、勝手に他人として生きてくれたらそれでいいくらいの気持ちしかない。
高速バスの片道切符が余ったから、遊びに行きたいと電話があったので、面倒だけどまあ遊びに来ればいいと思って、親孝行の気持ちで許可した。せっかく来るなら、いつもの様にお気楽に勝手に今日来たわと言って、遊んで勝手に帰るような迷惑なことをするんじゃなくて、今回は私の押し花教室のレッスンの間、嘉奏ちゃんを面倒見るくらいのことは責任を持てよ。一線を引いて私たちの生活を乱されないためにも、それくらいはしてもらってもいいだろうと、前日の今日の夜来て貰う事になった。いつもチャラチャラしている人間だから、尊敬できないし、いい加減なことばかりするので、信頼もできないが、今度から月に2回の押し花教室の時には来て嘉奏ちゃんの面倒を見てもらうことにした。子ども達の為に怒りを呑んでの決意。私は忙しいし、子ども達が家に戻っても家事がある。夕飯を作ったら、食べてる間にも授乳したり、片付けたり、掃除したり、洗濯したり。
とにかく忙しいから、充分に一緒に遊んだり勉強を教えてあげたりできていない。少しでも私が怒りを呑んで、子ども達の笑顔が増えるならと思って、お手伝いさんをお願いしようと思っていた矢先だったので、少し高いけど親孝行も兼ねて、祖母に月2回来れるように往復のバス代1万円を渡した。自分で働いて生きてきた私の祖母(育ての親)とは違って、母は自分で働かず、自分の母親の年金からお金をもらっているのか?何だかんだ言っては、お金を取ってる。情けない奴。毎日フラフラと宗教だ何だと言って、喋ってまわっているが、人生のほとんどがごまかしばかり。私や子ども達の生きる姿を見て、少しは更生して欲しいものだと願っている。