我が家のお花見


いつも行く公園へタクシーで向かいました。お弁当は(ポテトハムサラダ、お顔ふりかけおにぎり、鶏の唐揚、魚の肝煮、カルシウムたっぷりの豆乳玉子焼)とっても庶民的な、冷めても美味しいメニューを選びました。ポテトサラダと唐揚を褒めてもらいましたが、お疲れ気味のパパの滋養にとビタミンBが多い魚の肝煮はあまりお箸を伸ばしませんでしたが、俊は大好きで、しきりとパパに勧めながらパクパクと食べてくれました(嬉)割と効き目の感じられる栄養ドリンクを先日パパのために買いに行ったのだけど売り切れで、しょうがないからこの魚の肝を一品加えてみました。意外と俊の方が大人の味覚です(笑)
夜桜はとてもキレイでした。見上げるとボタン雪のように空から舞い降りてくるかのようでした。
平安絵巻の時代には、松明(たいまつ)で照らしたのでしょうか?花弁が5枚ある、薄いピンクの桜こそ、昔から変わらない日本の桜。時代を超えて思いを馳せてみれば、同じように桜の木を眺めながら宴を催したのでしょうね。源氏物語の中でも、紫の上のお屋敷は、春の殿と言われるように、春には華やかな庭園が見事で、その桜の下で薫の君も蹴鞠(けまり)をしたり遊んでいた様子が描かれていますが、源氏の君が紫の上のために用意させた、最高の庭だったのだろうと思います(物語ですけどね)そこに深い愛を感じさせますね。
同じように桜の樹の下で、こうしてシートを敷いて庶民的だけどお弁当を食べている私たち。やっぱり今は縁があって、こうしているのだと感じます。
小さなシートの上に肩を並べて隣に座って、指先が重なるその1cm の指先に愛があり、元気な子ども達を一緒に眺めている幸せ。愛されていたなぁ。これで充分、ありがとうって思います。
今の私は顔もむくんでいて、朝と昼と夜ではかなり別人です。妊娠中はかなり不便な身体だけど、期間限定だから頑張れます。でも正直なところ不細工です。それでも大切にしてもらって、それは「愛」だったのだなと思います。
幾重にも花弁が重なっている桜も見ごたえがありますが、5枚の花弁の桜が1番好きなのは、レオナルド・ダ・ヴィンチが見つけた美の法則にのっとっているからかな?5角形である美しさ。たわわに花を咲かせた枝と枝が重なってハーモニーを奏でているかのように揺れ
正五角形が美しいように、我が家ももう一人の新しい命の誕生によって、愛の和が五角形になります。パパ・ママ最初はふたりの愛の物語があり、俊が生まれ、玲君が生まれ、最後に女の子が元気な姿で我が家にやってきてくれる(予定)どんな家族になれるのか?とても楽しみです。我が家は、少々いびつな五角形ですが(笑)確かにそれぞれに愛がある。
この温かい愛の輪が、私に日々の力をくれ、前へ進む勇気や成長を促してくれる。ありがとう。

平安の 絵巻を思う 夜桜を 見上げて馳せる 愛のつながり
夜桜の 下で広げる お弁当 子等(こら)がはしゃぎ 手を重ね見る

玲君は一口大に握った、お顔おにぎりをポンッっと口に入れると、元気よくソックスのまま走って行き、まるで弾むゴムボールみたいです。以前よりこけたり、危な〜いっ!と冷や冷やすることもなくなったなぁと、たくましい成長に目を細めました。俊はもう1つ上を行っていて、一緒にちゃんとシートに座って、全部好き嫌いなく食べてくれて嬉しかったし、パパにもうんと沢山褒められました。「俊はお兄ちゃんになったなぁー!」って。二人とも元気に育ってくれてありがとう。
ちなみに今朝は2時過ぎに玲君に蹴り起こされました(´・ω・`)まあ毎日のことなんだけど、今日は眠れなくて、玲君が大暴れしながらワアワア言っています。「エビ、なーいっ!」って何度も何度も泣くので、可笑しくて大笑いしながら目が冴えちゃいました。
「玲君、エビあるよ」って話しかけても、「エビ、なーいっ!」って泣いている玲君。
そんな訳で、今朝は少し早起きしてクラムチャウダーを作りました。もちろんエビを沢山入れてね。
昨日夜桜の下でポテトサラダに入れ忘れたのを「あっエビを入れるの忘れた」ってボソッと言うと、俊に「今度はエビ入れてなー」って突っ込まれたし、二人ともエビが好きなんだね(笑)わかりましたょ