花に勢いがある春のベランダ


おじいちゃんが入院して、透析治療を受けているとのこと。何かあったら家族の判断が必要なため、誰かが病室にお泊りしていて、今日はパパが職場から直接病院へ泊まりに行きました。
病院へ行く前に会って、色々とおじいちゃんのこととか話をしたんだけど、「今回の入院で、みんなが覚悟を決めたわ。自分も覚悟ができた」って言っていました。私は祖父母を看取っているから、死ぬ前ってよくわかる。きっと一目見たら、どういう状態なのか、わかると思う。家族の気持ちを思うと、ハッキリとは言えないけれど、今回は家に戻れないのかもしれないなとは思っている。
心の中では、おじいちゃんの回復をずっと祈っているし、延命治療とか、しんどい思いをせずに居て欲しいなと祈るばかりです。
春のベランダには勢いがあって、俊と玲君が植えたグラジオラスも芽を出してニョキニョキと背比べしています。
この花が咲くのは初夏〜夏だけど、できればおじいちゃんに届けてあげたいなって思っています。パンジーは、株別れして増えているのか?桜の木の根元で、勝手にどんどん増殖中。葉と花が同時に開く、桜(麒麟)もつぼみ状態で芽吹きを待っている。
私の小さい頃の思い出の樹、びっくりグビの樹もいっせいに芽を吹き、さくらんぼの樹には花の後に、なにやら丸々とした実になりそうな予感を漂わせたふくらみができてる。
3人目の赤ちゃんの予定日は、おじいちゃんの誕生日の5日後です。きっとおじいちゃんが生まれた日も、こんな季節なんだなって、毎年思うでしょう。春のベランダに咲き乱れる花や、花が散っても実を膨らませているさくらんぼの樹のように、生きる力に溢れた季節。
おじいちゃんも元気になりますように。看病をしているお姉ちゃん達や、おばあちゃんも疲れが出ませんように。
今は何もできませんが、心から回復を祈っています。